ミウソフのアリョーシャ評2009-12-20

 長兄ミーチャの後見人、知識人であるミウソフがアリョーシャについて語る。

«Вот может быть единвтвенный челобек в мире,которого оставьте вы вдруг одного и без денег на площади незнакомого в милион жителей города,и он ни за что не погибнет и не умрет с голоду и холоду, потому что его мигом накормят, мигом пристроят, а если не пристроят, то он сам мигом пристроится, и это не будет стоить ему никаких усилий никакого унижения, а пристроишему никакой тягости, а может быть напротив почтут за удовольствие»

<試訳> もしかしたら、彼は、たとえ突然見知らぬ百万都市の広場に金もなしにたった一人で置かれたとしても、飢えや寒さで滅びもせず死にもしない、この世でたった一人の人間かも知れん。なぜかと言うと、彼はすぐさま糧を与えられ、即刻、落ち着き先に世話されるのだ。もしそうでないとしても、彼は自分ですぐに身の置き処を見つけるし、しかも、それは彼にとって何の努力も、卑下もいらないどころか、世話する方にとっても何の重荷でもなく、反対に喜びと思われるかも知れないのだ。

 キリストのイメージとどうしても重なってしまいます。ミウソフの口を借りて作者の描くアリョーシの天性が語られています。あまりに稀な存在として表現されているので、かえって実在感が薄れる印象もあります。

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