神はあるのか?2010-05-01

核心の問題を問い詰める父と、それに答える息子達

≪А всё- таки говори: есть бог или нет? Только серьёзно! Мне надо теперь серьёзно.
- Нет, нету бога.
- Алёшка, есть бог?
- Есть бог.≫

<試訳> 「それにしても、さあ言うんだ、神ってのはあるのかそれともないのか。真剣そのものだぞ! わしは今は真剣でなくちゃいかんのだ。」
「いいえ、神はありません」
「アリョーシカ、神はあるのか?」
「神はおられます」

印象に残るやりとりです。これほど重いテーマを直截に表現した文学は少ないと思います。作者が悩み考え抜いた末に得た見解がしっかりとあるからこそでしょう。イワンは無神論を、アリョーシャは神の存在をもちろん信じています。さらに問答は続きます。

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