何という眼をしているんだ2010-05-07

フョードルはイワンの蔑むような眼を怖れる

≪- Что ты гдядишь на меня? Какие твои глаза? Твои глаза глядят на меня и говорят мне: "Пьяная ты харя". Подозрительные твои глаза, презрительные твои глаза... Ты себе на уме приехал. Вот Алёша смотрит, и глаза его сияют. Не презирает меня Алёша. Алексей, не люби Ивана...≫

<試訳>「なんでわしを眺めるんだ。何という眼をしているんだ。お前の眼はわしを見てこう言っとるぞ『飲んだくれの面め』とな。疑い深いお前の眼、軽蔑しとるような眼だ・・・。お前は魂胆があってやって来たんだな。ほら、アリョーシャが見とるが、あいつの眼は輝いとる。わしを軽蔑しとらんからなアリョーシャは。アレクセイ、イワンを好きになるんじゃないぞ...」

フョードルは酔いにまかせて暴言を続けます。議論ではイワンの肩をもったのですが、冷やかな彼の視線を感じて怖れます。猜疑心の強い彼もアリョーシャだけは信じているようです。それにしても息子達を相手に好きの嫌いのと言う父親は軽蔑に値します。フョードルだけにしてほしいものです。

コメント

_ 慎之介 ― 2010-05-07 23:10

この親子の会話を読んでいると、何故???の連続です。父親は息子たちがどんな環境でどんな教育を受けたのか関心を持たずに過ごしたにも関わらず成人した息子たちを迎え入れ、息子たちは父を父として(アリョーシャの他)見ていないのに接触を続けるのは?父は少しは息子たちに負い目を感じている?二人の息子はお金のため?アリョーシャは??????

_ mir→慎之介さん ― 2010-05-08 09:33

ドミートリィが金銭と女性問題で対決しに乗り込んでくるのは分からないではありませんが、イワンの意図がどこにあるのかはっきりしませんね。アリョーシャは立会人という立場でもっぱら聞き役です。父の言動を恥じながらも親子の情は信じているようです。

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