お知らせいただく必要はないの2010-06-02

カテリーナがアリョーシャを待っていた理由を語る

≪- Постойте, Алексей Фёдорович, я вам заранее скажу, зачем я вас так ожидала. Видите, я может быть гораздо более знаю, чем даже вы сами; мне не известий от вас нужно.≫

<試訳>「お待ちになって、アレクセイ・フョードロビッチ、私がなぜあなたをこれほどお待ちしていたかを、あらかじめお話ししますわ。よろしいですか、私はあなたご自身がご存じのことよりはるかに多くを知っているかも知れませんのよ。ですから、あなたからの情報は必要はありませんの」

アリョーシャを待ち望んでいた彼女が昂ぶって話しだす様子が描かれます。彼女の言葉は丁寧ですが、少し気位の高さを感じさせる語調です。気おくれして身を固くしているアリョーシャの心境が察せられます。

コメント

_ 慎之介 ― 2010-06-02 19:58

アリョーシャより年上で大人であるはずのカテリーナの言葉・語調に少し嫌悪を覚えます。アリョーシャの優しい心を知っているはずなのに。アリョーシャの様子が目に浮かびます。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック