あんたを見てるぞ2010-09-06

アリョーシャは少年に会うことにする

≪- Вы туда же идёте в Михайловскую? - продолжал тот же мальчик. - Так вот догоните-ка его... Вон видите, он остановился опять, ждёт и на вас глядит. - На вас глядит, на вас глядит! - подхватили мальчики.
- Так вот и спросите его, любит ли он банную мочалку, пастрёпанную. Слышите, так и спросите.
Раздался общий хохот. Алёша смотрел на них, а они на него.
- Не ходите, он вас зашибёт, - закричал предупредительно Смуров.≫

<試訳> 「あっちのミハイロフスキー通りへ行くんでしょ」、その少年が続けた。「だったらあいつに追いつくんだね・・・。ほら、あいつまた立ち止まった、待ってる、あんたを見てるんだ」
「あんたを見てるぞ、あんたを見てるぞ!」、少年達が声を合わせた。
「そんならあいつに聞いてごらん、お風呂のぼろぼろのへちまは好きなのかって、いい、そう聞いてごらんよ」
みんなの爆笑が響いた。アリョーシャは彼らを、彼らはアリョーシャを見つめた。
「行くんじゃない、あいつはあんたを怪我させるよ」、警告するようにスムーロフが叫んだ。

向うの少年がどんな子なのか尋ねても、少年達は冷やかすばかりではっきりしません。この後アリョーシャは自分で事情を確かめようと橋を渡ります。「実践的な愛」というゾシマ長老の教えを体現するアリョーシャの生き方です。自分なら面倒な事への関わりを避けて、きっと見過ごし、通り過ぎるでしょう。

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