本当なんですな2010-12-05

 ≪- Это мне-то, мне-с, это столько денег, двести рублей! Батюшки! Да я уж четыре года не видал таких ленег, - господи! И говорит, что сестра... и вправду это, впаравду?
- Клянусь вам, что всё, что я вам сказал, правда! - вскричал Алёша. Штабс-капитан покраснел.≫

<試訳> 「これを私などに、私にでありますか、これ程の大金を、二百ルーブリも!何ということで!まったく4年この方こんな大金にお目にかかっておりません、ありがたいことで! 妹からと仰られているんですな…本当なんですなそれは、本当なんですな」
「誓います、僕が話した事は全部本当なんです!」 アリョーシャは叫んだ。二等大尉は顔を赤らめた。

・思いがけず大金を手渡され、喜びが湧きあがってくる様子が、「本当か」と何度も確かめるところによく表れています。病気の家族を抱えて困窮する当時の最下層の生活者の心情を知る作者ならではと思います。

コメント

_ 慎之介 ― 2010-12-05 10:51

アリョーシャと二等大尉の初対面の時には、はらはらさせられましたが、
何とか、アリョーシャの気持ち、カテリーナの気持ちが受け入れられそうで、今ほっとしています。

_ mir→慎之介さん ― 2010-12-05 13:46

やっとここに至ってという感じです。不幸と自尊心と卑屈さが混じり合って事を難しくしているようです。割り切ってもっと簡単にと思ってしまいます。

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