シャンペンを頼もうか2011-02-24

≪- Ты однако же давеча ей сказал, что она никогда тебя не любила.
- Это я нарочно. Алёшка, прикажу- ка я шампанского, выпьём за мою свободу. Нет, если бы ты знал, как я рад!
- Нет, брат, не будем лучше пить, - сказал вдруг Алёша, - к тому же мне как-то грустно.
- Да, тебе давно грустно, я это давно вижу.≫

<試訳> 「でも兄さんは、あの方があなたを愛した事なんてなかったって先刻あの方に言ったじゃありませんか」
「あれはわざと言ったのさ。 アリョーシカ、シャンペンを頼もうか、僕の自由を祝って飲もうじゃないか。 なあ、僕がどれ程嬉しいか分って欲しいものだよ!」
「いえ、兄さん、飲まない方がいいですよ」アリョーシャがすぐに言った。「それに僕は何だか気が塞いでるし」
「そうだな、ずっと沈んでいるな、前から分ってたよ」

・ 気持を整理して快活に話す兄とは逆にアリョーシャは憂鬱そうです。確かに、イワンは去っていきますが周囲の人達の葛藤は何も解決せず残されています。アリョーシャに託されたものの重みに心が沈むのも無理はありません。