あの娼婦は来やしない2011-09-02

 ≪- А зачем ему к отцу приходить, да ещё потихоньку, если, как ты сам говоришь, Аграфена Александровна и совсем не придёт, - продолжал Иван Фёдрович, бледнея от злобы; - сам же ты это говоришь, да и я всё время, тут живя, был уверен, что старик только фантазирует и что не придёт к нему эта тварь. Зачем же Дмитрию врываться к старику, если та не придёт? Говори! Я хочу твои мысли знать.≫

<試訳> 「グル―シェンカが来るはずがないとお前が言うのなら、どうして兄が親父の所に来るんだ、しかもこっそりと」イワンが怒りのあまり蒼ざめて言葉を続けた。「お前自身も言ってるが、俺だってここに住んでいて、ずっと確信していたんだ、親父が夢想しているだけの事で、あの娼婦は来やしないとな。あの女が来ないのにドミートリィはなぜ親父の所に押し入るんだ。言わんか!俺はお前の考えを知りたいんだ」

・ イワンは平静さを失ってスメルジャコフを問い詰めます。つぎつぎに語られる事情を耳にし、怒りながらもすっかり彼の情報に飲み込まれています。父としばらく生活を共にしていたのに、自分よりはるかに詳しく内情を知るスメルジャコフに聞かなければならない忌々しさが表れています。

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