若さ故の甘美な気分で2012-02-16

 ≪"Господа, воскликнул я вдруг от всего сердца, посмотрите кругом на дары божии: небо ясное, воздух чистый, травка нежная, птички, природа прекрасная и безгрешная, а мы, только мы одни безбожные и глупые и не понимаем, что жизнь есть рай, ибо стоит только нам захотеть понять и тотчас же он настанет во всей красоте своей, обнимемся мы и заплачем..." Хотел я и ещё продолжать, да не смог, дух даже у меня захватило, сладостно, юно так, а в сердце такое счастье, какого и не ощущал никогда во всю жизнь.≫

<試訳> 突然、私は心の底から叫びました。“皆さん、周りを見回して神の恵みをご覧なさい。晴れわたった空、清らかな大気、柔らかな草、小鳥たち、自然は素晴らしく汚れ無いというのに、私達は、私達だけが神を畏れず愚かにも人生が楽園である事を理解していないのです。理解しようとしさえすれば楽園はすぐにも全ての美の中に姿を表し、私達は抱き合い感激の涙を流すのです・・・” 私はさらに続けようとしましたができませんでした。若さ故の甘美な気分で、人生で感じた事のない幸せが心に溢れ胸が詰まったのです。

・ 自然の中に神の恵みを見出すのは兄のマルケルの考えそのもので、表現もほとんど同じです。教会の権威や教義を介してではなく、このように自然を通して神を実感するという宗教観が作者にあったのではないでしょうか。それにしても決闘の場にはそぐわない感情の吐露です。

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