墓碑に身を隠すように2012-07-05

≪Обходя скит, отец Паисий вдруг вспомянул об Алёше и о том, что давно он его не видел, с самой почти ночи. И только что вспомнило о нём, как тотчас же и приметил его в самом отдалённом углу скита, у ограды, сидящего на могильном камне одного древле почившего и знаменитого по подвигам своим инока. Он сидел спиной к скиту, лицом к ограде и как бы прятался за памятник.≫

<試訳> 僧庵を巡りながらパイーシィ神父はふとアリョーシャについて思い浮かべ、ほとんど夜半からずっと見かけていない事に思い当たった。それを思い出した途端に、僧庵の一番遠くの隅の塀の傍に、かなり昔世を去った偉業で知られるある修道士の墓石に座っているアリョーシャに気がついたのだった。彼は庵室を背にし、顔は塀に向けて墓碑の後に身を隠すようにして座っていた。

・ 僧庵には長老の死を悼む人々や、病気の子供を連れて奇跡を待ち受ける人々が押し掛けて異様な雰囲気です。神父は葬儀の一方でその混雑の対応にも追われています。群衆の向こうに見つかるアリョーシャのひっそりとした姿が印象的です。

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