辛く苦々しい印象2012-08-05

 ≪О, не то чтобы что-нибудь было поколеблено в душе его из основных, стихииных, так-сказать, её верований. Бога своего он любил и веровал в него незыблемо, хотя и возроптал было на него внезапно. Но всё же какое-то смутное, но мучительное и злое впечатление от припоминания вчерашнего разговора с братом Иваном вдруг теперь снова зашевелилось в душе его и всё более и более просилось выйти на верх её.≫

<試訳> だが、アリョーシャの言わば精神の根底にあって自ずと湧き上がる信仰が揺rらいだわけではないのだ。自分の神を彼は愛していたし、急に不平を洩らし始めたとは言っても固く信じていた。それでもやはり昨日の兄イワンとの会話を思い出すと、何か漠然とだが辛く苦々しい印象が、今また彼の心の中にうごめき始めて膨れ上がり表面に出ようとしていた。

・ 神が創ったというこの現実世界の悲惨さを激しく憤った兄を思い出しアリョーシャは心を乱されます。生来の自然なアリョーシャの信仰とイワンの語る思弁的な神に違いを感じます。

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