厄介払いをするために2013-05-03

 ≪Дальнейшее нам известно: чтобы сбыть его с рук, она мигом уговорила его проводить её к Кузьме Самсонову, куда будто бы ей ужасно надо было идти "деньги считать", и когда Митя её тотчас же проводил, то, прощаясь с ним у ворот Кузьмы, взяла с него обещание придти за нею в двенадцатом часу, чтобы проводить её обратно домой.≫

<試訳> その後の事は知っての通り、グルーシェンカはミーチャを厄介払いをするために、 “ 金勘定 ” をしに何としても行かなければならないふりをして、サムソーノフの所へ送ってくれとすかさず彼を説得したのだった。そして、ミーチャが彼女を連れて行ったサムソーノフの家の門での別れ際に、また帰りに家まで送るために11時過ぎに迎えに来る約束を彼からとりつけた。

・ グルーシェンカがミーチャと離れている時間を確保するために打った芝居です。以前の場面でアリョーシャ、ラキーチンを相手にこの事の次第を説明しています。“ 知っての通り ” と言っているのはそれを指しています。そしてその間に彼女は意を決して “ 将校 ” に会いに出発するのです。

コメント

_ Rhino ― 2013-05-04 22:58

мигомの訳が抜けているように思われます。いつ迎えが来るかわからないので、すぐにでも、厄介払いが必要だった訳ですね。事件が起きるまでの三兄弟の行動をtime chartにしたものを見たことがありますが、結構複雑です。だいぶ前のことなので読者もまごつきます。

_ mir→Rhioさん ― 2013-05-06 22:48

ありがとうございます。付け加えました。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック