無邪気さに免じて2014-01-08

 ≪- Так вот, сударь, для кого ад назначен, - стегнул Андрей левую, - а вы у нас, сударь, всё одно как малый ребёнок... так мы вас почитаем... И хоть гневливы вы, сударь, это есть, но за простодушие ваше простит господь.
- А ты, ты простишь меня, Андрей?
- Мне что же вас прощать, вы мне ничего не сделали.
- Нет, за всех, за всех ты один, вот теперь, сейчас, здесь, на дороге, простишь меня за всех? Говори, душа простолюдина!≫

<試訳> 「そんなわけで、旦那、地獄と言うのはそういう連中のために用意されとるのですよ」 アンドレイは左の馬に鞭をくれた。「ところがあなた様はこの町ではな、旦那、まるで小さな赤ん坊のような方で・・・ わしらはそう見ておりますんでして・・・。確かに怒りっぽい方ですがな、旦那、そりゃあそうですが、無邪気さに免じて神様はお赦しになられますぞ」
「それで、お前は僕を赦してくれるか、アンドレイ?」
「わしがいったい何であなた様を赦すなどと、あなた様はわしに何もされてはおらんですが」
「違うんだ、皆の代わりにだ、皆に代わってお前一人が今すぐ、今この道の上で、皆に代わって僕を赦してくれるか? 言ってくれ、正直者の魂よ!」

・ 温かい言葉で率直にドミートリィを慰めるアンドレイの優しさが胸を打ちます。その純朴さに聖なるものを感じたかのように、ドミートリィは赦しを乞わずにいられません。皆への罪の意識が耐え難いようです。

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