どこへ行くべきなのかしら2014-08-05

 ≪Знаете, Пётр Ильич... (извините, вас, кажется, вы сказали, зовут Пётр Ильичем), знаете, я не верю в чудеса, но этот образок и это явное чудо со мною теперь - это меня потрясает, и я начинаю опять верить во все, что угодно. Слыхали вы о старце Хосиме?.. А впрочем я не знаю, что говорю... И представьте, ведь он и с образком на шее в меня плюнул... Конешно только плюнул, а не убил, и... и вон куда поскакал! Но куда ж мы-то, нам-то теперь куда, как вы думаете?≫

<試訳> 「あの、ピョートル・イリイッチ・・・ 、(失礼、確かお名前はピョートル・イリイッチとおっしゃいましたわね)、実は私は奇跡というものを信じないのですが、あの聖像と今回の私へのこの明らかな奇跡に感動させられて、何でもまた信じるようになりそうだわ。ゾシマ長老の事はご存じですの?・・・。それにしても、私、何を言っているのやら・・・。しかも何て事でしょう、あの男は聖像を首にかけていながら私に唾を吐いたのですよ・・・。もちろん唾を吐いただけで殺しはしませんでした、そして・・・ それからどこかへ飛び出して行ったわ! それにしても、私達はいったい今どこへ、どこへ行くべきなのかしら、どうお思いになります?」

・ 事の成り行きを楽しむかのように、ホフラコワ夫人の饒舌が続きます。ペルホーチンが確かめたかった事はただ一つ、ドミートリィがこの家で金を手にしたのかです。それが否定された以上、彼もまたフョードル家での事件を確信したに違いありません。

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