悲しみが胸に込み上げ2014-11-05

 ≪У ихней двери стоял какой-то мужик с бляхой на груди. Грушенька плакала, и вот вдруг, когда горе уж слишком подступило к душе её, она вскочила, сплеснула руками и, прокричав громким воплем: "горе моё, горе!" бросилась вон из комнаты к нему, к своему Мите, и так неожиданно, что её никто не успел остановить.≫

<試訳> その部屋の扉のところには胸に徽章を付けた農民らしい男が見張っていた。グルーシェンカは泣いていたが、ふいにあまりにも悲しみが胸にこみあげ、急に立ち上がるや両手を打ち合わせ “ 悲しいわ、悲しくてたまらないわ!” と大きな声で叫んだかと思うと、やにわに部屋から飛び出して彼の所へ、愛するミーチャのもとへと向かった。それは、誰にも止める間がないほど思いがけない事だった。

・ グルーシェンカの失意の5年間、そして望みを賭けた元の恋人との破局、その末に見出した愛もまた引き裂かれようとしています。

コメント

_ 慎之介 ― 2014-11-05 14:23

「真剣な恋」となればなるほど辛い、悲しいものになるのでしょう。地球上の生物が全てこんな風になるのだと思います。広い天空で生物がいるのは地球だけ、いるかも知れないけど地球にいる生物はそれを知ってはいない。分かった時には、人間が特別な存在ではないと気づくのでしょう。

_ mir→慎之介さん ― 2014-11-06 10:13

“ 人間が特別な存在ではない ” 事を深く考えさせられています。悠久で広大な宇宙のほんの片隅の、刹那の人間の営みにどうしてこうも揺れ動かされるのでしょう。生命や人間の存在を考え続けたいと思います。

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