皆が卑劣漢かもしれない2015-05-10

 ≪- Да, вижу такую роковую разницу! Подлецом может быть всякий, да и есть, пожалуй, всякий, но вором может быть не всякий, а только архиподлец. Ну да я там этим тонкостям не умею... А только вор подлеца, вот мой убеждение. Слушайте: я ношу деньги целый месяц на себе, завтра же я могу решиться их отдать, и я уже не подлец, но решиться-то я не могу, вот что, хотя и каждый день решиться, хотя и каждый день толкаю себя: "решись, решись, подлец", и вот весь месяц не могу решиться, вот что! Что, хорошо по-вашему, хорошо?≫

<試訳> 「そうです、決定的な違いに見えるんです! 卑劣漢には誰だってなれるかも知れませんし、現に皆が卑劣漢かも知れない。しかし、泥棒には皆がなれるわけではなく、極めつきの卑劣漢だけです。まあ僕はそこら辺の微妙さを言えないんですが・・・。ただ泥棒だけは卑劣漢より卑劣だというのが僕の確信なんです。いいですか、僕はまるまるひと月、金を身に着けて持ち歩いて、明日にはそれを返すと決められる、そうすればもう卑劣漢じゃないんだ。だけどその決心ができないんだ、毎日のように決めようとするのに、毎日のように自分に “ 決心しろ、決心しろ、卑劣漢め ” と促すのにですよ、そのようにしてひと月の間決心できないでいる、そういうわけですよ! どうです結構な事ですか、あなた方のお考えでは結構な事でしょうか?」

・ ドミートリィが取り分けた金を持ち歩いていた心理は、説明されても分かりにくいところです。カテリーナに対する感情が関係しているのでしょう。

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