猫っかわいがり2015-09-06

 ≪Мальчик этого не любил, и чем более требовали от него сердечных излияний, тем как бы нарочно становился неподатливее. Но происходило это у него не рарочно, а невольно, таков уж был характер. Мать ошибалась: маму свою он очень любила не любил только "телячьих нежностей", как выражался он на своём школьническом языке. После отца остался шкап, в котором хранилось несколько книг; Коля любил читать и про себя прочёл уже некоторые из них.≫

<試訳> 少年はそれが嫌いで、まごころを吐露するように求められれば求められるほど、わざと意地悪のように頑になるのだった。だがそれは意識的ではなく、思わずそうなってしまう、そういう性分だったのだ。母親は誤解していた ― 実は彼は母をすごく愛していたのだが、彼流の生徒言葉で表せば “ 猫っかわいがり ” が嫌なだけだったのだ。父の死後、何冊かの書物の保管された書棚が残された。コーリャは読書が好きで、すでにその本のうちの数冊をこっそり読んでしまった。

・ 互いに愛情を感じながらすれ違うコーリャと母ですが、“ 母を愛していた ” にホッとします。子供についてもていねいに心理を描写する作者の深い人間洞察を感じます。

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