ものすごく大切な人だった2015-12-08

 ≪- Илюша часто, очень часто поминал об вас, даже, знаете, во сне, в бреду. Видно, что вы ему очень, очень были дороги прежде... до того случая... с ножиком. Тут есть и ещё причина... Скажите, это ваша собака?
- Моя. Перезвон.
- А не Жучка? - жалостно поглядел Алёша в глаза Коле. - Та уже так и пропала?
- Знаю, что вам хотелось бы всем Жучку, слышал всё-с, - загадочно усмехнулся Коля.

<試訳> 「イリューシャはしきりにね、本当に何度となく君の事を思い出しては、夢にまでうわ言を言うんです。きっと以前、君は彼にとって、ものすごく大切な人だったんですね・・・ あの出来事までは・・・ あのナイフの一件までは。それともう一つ原因があるんですが・・・。これは君の犬ですか?」
「そう。ペレズヴォンです」
「ジューチカじゃないんですか?」 残念そうにアリョーシャはコーリャの目をのぞき込んだ。「じゃあ、ジューチカはあのままいなくなったんですね?」
「あなた方が、みんなジューチカならいいと思っているのは知ってますよ、すっかり聞きましたので」 コーリャが謎めいたような薄笑いを浮かべた。

・ 外で二人はイリューシャについて話します。アリョーシャがイリューシャと初めて会ったのは、子供達が掘割で石を投げ合っていた時です。その後この彼の家を訪ねて父親の退役大尉と話しました。その時すでにイリューシャは病気でベッドに就いていたのです。外套を着ていないアリョーシャの寒さが心配になります。