明日公判ですもの2016-05-29

 ≪- Ещё бы не раздражен, завтра судят. И шла с тем, что об завтрашнем ему моё слово сказать, потому, Алёша, страшно мне даже и подумать, что завтра будет! Ты вот говоришь, он раздражен, да я-то как раздражена. А он об поляке! Экй дурак! вот к Максимушке небось не ревнует.
- Меня супруга моя очень тоже ревновала-с, - вставил своё словцо Максимов.
- Ну уж тебя-то, - рассмеялась нехотя Грушенька, - к кому тебя и ревновать-то?
- К горничным девушкам-с.≫

<試訳> 「苛立たずにはいられないでしょうね、明日公判ですもの。私が会いに行ったのも、明日の事があるのであの人に言いたい事を伝えたかったからなの。だって、アリョーシャ、明日どうなるのか、私、考えるだけで恐ろしいわ! あの人が苛立ってるって、今あなたは言ったけど、苛立ってるのは私のほうよ。ところがあの人はポーランド人の事なんかを! 何て馬鹿なんでしょう! このマクシームシュカによく嫉妬しないものだわ」
「家内もわしにひどくやきもちを妬いたもんでしてね」 マクシーモフが口をはさんだ。
「あら、あんたをですって」 思わずグルーシェンカが笑った。「嫉妬するお相手はどなたかしら?」
「小間使いの娘たちにですよ」

・ ドミートリィは公判を明日に控えているのに、嫉妬心からグルーシェンカとの会話の機会をふいにします。愛するが故とは言え、抑制できない感情が彼を追い詰めます。

コメント

_ 慎之介 ― 2016-05-29 18:27

嫉妬は、いつの世もありますから、、、、傍からみているとおもしろいもの、恋愛の嫉妬は、かわいいものです。

_ mir→慎之介さん ― 2016-05-30 11:06

嫉妬がもたらす悲喜劇を描いた古今の小説、演劇、オペラには事欠きませんものね。観客や読者としては面白いですが、当事者にとっては厄介な事になります。その感情は生物としての何らかの意味があるのでしょうか。

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