本当の事を全部話すわ2016-06-19

 ≪- Как ходил? Да разве он ходил к нему? Митя мне сам говорил, что Иван ни разу не приходил.
- Ну... ну, вот я какая! проболталась! - воскликнула Грушенька в смущении, вся вдруг зарумянившись. - Стой, Алёша, молчи, так и быть, коль уж проболталаьсь, всю правду скажу: он у него два раза был, первый раз только что он тогда приехал - тогда же ведь он сейчас из Москвы и прискакал, я ещё и слечь не успела, а другой раз приходил неделю назад.≫

<試訳> 「来てたですって? 本当にイワン兄さんは面会に来てたのですか? ミーチャは僕に、イワンは一度もやって来ないと自分で言っていましたが」
「それは・・・ まあ、私ってだめね! 口を滑らせちゃった!」グルーシェンカは急に顔を真っ赤にし、どぎまぎして叫んだ。「待ってて、アリョーシャ、黙ってて、しょうがないわ、もうしゃべっちゃったんだから本当の事を全部話すわ。イワンさんはねあの人の所に2度来たの、最初は彼が到着してすぐによ、だってその時はモスクワからすぐに駆けつけたの、私がまだ病床に就く前にね、2度目は1週間前だわ」

・ なぜイワンが面会に来た事をドミートリィもグルーシェンカもアリョーシャに隠そうとしたのか、アリョーシャにとっては複雑な思いでしょう。その事情をぜひ知りたいものです。

コメント

_ 慎之介 ― 2016-06-19 09:54

三兄弟、秘密にする大きな大きな意味があるとは思えませんが、なにかあるのでしょうね。私も三兄妹と言う境遇にありますが、兄とだけ通じるもの妹にはしらせないものがあります。下の子に対する上の者の言葉に言えない感情でしょう。作者はどのように描写するのか気になります。

_ mir→慎之介さん ― 2016-06-19 11:09

古今の歴史や文学を見ても、兄弟ゆえの葛藤はないほうが少ないと思います。それでいて、何か結びつけるものがあるのが自然なのでしょう。
カラマーゾフ家の場合は、生い立ちの違いや父との関係もあって複雑です。スメルジャコフを加えると、それはただならぬものになりそうです。

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