恋をする気になったらしい2016-07-17

 ≪Ну, всё равно как к старцу Зосиме на исповеди, и это самое верное, это очень подходит: назвала же я вас давеча схимником, - ну так вот этот бедный молодой человек, ваш друг Ракитин (о, боже, я просто на него не могу сердиться! Я сержусь и злюсь, но не очень), одним словом, этот легкомысленный молодой человек, вдруг, представьте себе, кажется, вздумал в меня влюбиться.≫

<試訳> 「そう、ゾシマ長老に懺悔するのと同じようによ、それが一番しっくりしていて、とても似つかわしいわ。さっきあなたをスヒマ僧と言いましたもの。それであの気の毒な青年、あなたの友達のラキーチンは (ああ、何て事でしょうね、私、率直にあの男を怒る事ができないの! そりゃ怒ってはいます、苛立っていますけれど、それほどでもありませんのよ)、要するに、この軽薄な青年はおそらく、突然、意外にも私に恋をする気になったらしいのですわ」

・ ラキーチンは夫人の家に出入りしていた時に、金鉱行きを勧めた夫人とドミートリィとのやり取りを知ったのでしょう。事実と異なる記事について憤慨する様子を見せていた夫人ですが、反面、新聞に載った事は嬉しいようでもあります。呼び止められて、大事な用かと立ち寄ったアリョーシャは、これまでのところ聞き役にすぎません。

コメント

_ 慎之介 ― 2016-07-17 09:17

あ~あ気の毒なアリョーシャ、本当は一分でも大切な時間なのに。夫人はかなり軽率なひとです。付き合わなければならない理由がアリョーシャにあるのでしょうか?いつも、一方的に聞き役にされていますが。

_ mir→慎之介さん ― 2016-07-18 07:18

作者は主人公はアリョーシャだ、と巻頭で述べていますが、今のところは聞き役ですね。続編で活躍する構想だったのかも知れませんが、未完に終わったのが残念です。
彼は娘のリーザに呼ばれて来たのですが、母親である夫人の招きに応じないわけにはいかなかったわけです。先に済まそうと思っていたのに、延々と時間が過ぎます。

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