町の反対側へと歩き出した2016-12-31

 ≪Дойдя до ворот своего дома и, уже взявшись за ручку звонка, он остановтился. Он почувствовал, что весь ещё дрожит злобною дрожью. Вдруг он бросил звонок, плюнул, повернул назад и быстро пошёл опять совсем на другой, противоположный конец города, версты за две от своей квартиры, в один крошечный, скосившийся бревенчатый домик, в котором квартировала Марья Кондратьевна, бывшая соседка Фёдора Павловича, приходившая к Фёдору Павловичу на кухне за супом, и которой Смердяков пел тогда свои песни и играл на гитаре.≫

<試訳> 自分の住まいの門まで来て、もう呼鈴の把手に手をかけてから、イワンはふいにとりやめた。彼は全身が既に憎悪に震えているのを感じた。急に彼は呼鈴を手放して、唾を吐くと後ろ向きになり、また素早く全く別の方、町の反対側へと歩き出した。向かったのは自分の住まいから2キロほどの、ある小さな傾きかけた丸太造りの家で、そこにはフョードルの隣人で、彼の台所にスープをよくもらいに来ていたマリヤ・コンドラティエブナが住んでいた。その彼女には、その頃スメルジャコフが得意の歌を歌ったりギターを弾いてやっていた。

・ 体調が悪いのにもかかわらず、イワンは行かずにいられないところがあるのです。明日を控えて誰もが平静でいられないようです。

コメント

_ YS ― 2016-12-31 14:59

今年も一年良いものを読ませていただきましてありがとうございました。こつこつと着実に進んでいかれる継続力に感嘆しています。話もクライマックスに向かっていく来年も楽しみにしています!

_ mir→YSさん ― 2017-01-01 10:07

新年おめでとうございます。続けて読んでいただき嬉しいです。
訳している間は、時空を超えてミーチャ、イワン、アリョーシャなど、登場人物tと同じ場面に立ち会っているような気持です。今年も彼らと毎日出会いたいものと思っています。
今年もよろしくお願いします。

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