咎めだてしたのです2017-02-04

 ≪Потому всё же ближе; а только я вам самые слова не в похвалу тогда произнёс, а в попрёк-с. Не разобрали вы этого-с.
- В какой попрёк?
- А то, что, предчувствуя такую беду, собственного родителя оставляете-с и нас защитить
не хотите, потому что меня за эти три тысячи всегда могли притянуть, что я их украл-с.
- Чорт тебя дери! - опять обругался Иван. - Стой: ты про знаки, про стуки эти, следователю и прокурору объявил?≫

<試訳> 「とにかく近いですからね。ただ、私はあの時あなた様に例の言葉をお世辞で言ったのではなく、咎めだてしたのですがね。それを判じられなかったのです」
「どのような咎めだてだ?」
「それは、あのようなご災難を予感されながら、ご自身の親御さんを見捨てて、私共を守ろうとされなかった事です。なにしろあの3千ルーブルの件で、盗んだのは私だと、いつだって訴えられるんですからね」
「畜生、いまいましい奴!」 またイワンが罵った。「待てよ、お前は合図について、あのノックについて、予審判事と検事に供述したか?」

・ イワンが留まっていれば事件は防げたと、スメルジャコフは言います。何かが起こると仄めかしたのに、逃げるような形になった事を今になって非難がましく言われてイワンは憤慨するのです。

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