自らを全て捧げはしなかった2017-02-21

 ≪Но строгая девушка не отдала себя в жёртву всю, несмотря на весь Карамаховский безудерж желаний своего влюблённого и на всё обаяние его на неё. В то же время мучилась беспрерывно раскаянием, что изменила Мите, и в грозные, ссорные минуты с Иваном (а их было много) прямо высказывала это ему. Это-то и назвал он, говоря с Алёшей: "ложью на лжи".≫

<試訳> だが生真面目な娘であるカテリーナは、恋人のカラマーゾフ的な抑えがたい欲望や、彼のあらゆる魅力にもかかわらず、自らを全て捧げはしなかった。同時に、ミーチャを裏切ったという後悔に絶え間なく苦しみ、イワンと激しく仲違いする時は( そのような時がしばしばあった ) それを彼に率直に言うのだった。これこそイワンがアリョーシャと話した時に、“ 嘘に嘘を重ねる ” と述べていたものだ。

・ イワンとカテリーナは素直に気持を通わせられず、愛憎が入り混じっている関係です。ドミートリィの方がカテリーナを踏みにじったのですから、彼女が後悔を感じなくてもいいのですが、気位の高い彼女はそれを認めたくないのかも知れません。

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