絶え間なく自問した2017-02-23

 ≪Довольно сказать, что он беспрерывно стал себя спрашивать: для чего он тогда, в последнюю свою ночь, в доме Фёдора Павросича, пред отъездом своим, сходил тихонько как вор на лестницу и прислушивался, что делает внизу отец? Почему с отвращением вспоминал это потом, почему на другой день утром в дороге так вдруг затосковал, а въезжая в Москву, сказал себе: "я подлец!".≫

<試訳> こう言えば十分である。つまり、イワンは絶え間なく自問したのだ。何のために、あの時、自分が出発する前の最後の晩に、フョードルの家の階段の上で盗人のようにこっそりと忍び寄って、父が階下で何をしているのか聞き耳を立てていたのだ? なぜこの事を後になって嫌悪の念で思い出すのだ。なぜ翌日の朝、道中で突然あれほど気が塞ぎ、モスクワに乗り込もうとする頃に、“ 僕は卑劣漢だ!” と自分に言ったのか。

・ イワンは事件を前にした行動に後ろめたい感じを持っています。自分が何か不測の事態を予感していたのだという思いを払拭できないのです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック