でこぼこの銅製のサモワール2017-03-03

 ≪В углу киот с образами. На столе стоял небольшой, сильно помятый медный самоварчик и поднос с двумя чашками. Но чай Смердяков уже отпил, и самовар погас... Сам он сидел за столом на лавке и, смотря в тетрадь, что-то чертил пером. Пузырёк с чернилами находился подле, равно как и чугунный низенький подсвечник со стеариновою впрочем свечкой.≫

<試訳> 隅には聖像を飾った棚があった。テーブルの上にはひどくでこぼこした小さめの銅製のサモワールと茶碗が二つ載った盆が置かれていた。だがスメルジャコフは既に茶を飲み終わって、サモワールは冷えていた…。当人は腰掛に座ってテーブルでノートを見ながら何かペンで走り書きしていた。インク瓶と、また、粗末とは言えステアリン蝋燭の灯った低い鋳物製の燭台も傍にあった。

・ イワンの2度目のスメルジャコフ訪問です。最初は病院でしたが、今度はマリヤの家です。描写される部屋の中の様子に、イワンの視線の移動を感じます。

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