何が理由ですって2017-03-18

≪- Ишь ведь! Но отвечай, отвечай, я натаиваю: с чего именно, чем именно я мог вселить тогда в твою подлую душу такое низкое для меня подозренине?
- Чтоб убить - это вы сами ни за что не могли-с, да и не хотели, а чтобы хотеть, чтобы другой кто убил, это вы хотели.
- И как спокойно, как спокойно ведь говорит! Да с чего мне хотеть, на кой ляд мне было хотеть?
- Как это так на кой ляд-с? А наследство-то-с? - ядовито и как-то даже отмстительно подхватил Смердяков≫

<試訳> 「何て事を! だが、答えろ、答えるんだ、何としても聞くぞ。いったいどうやって、何をもってあの時お前の卑劣な心に、僕がそれほど下劣な疑念を持たせることができた?」
「殺すなどという事は、あなた様はご自分では決してできるはずがございませんし、そのお気持ちもありませんでしたが、望んではおられた。他の誰かが殺してくれたらと望まれたんですよ」
「よくもしゃあしゃあと、平気でそんな事を言いやがるな! どうして僕がそう望むか、何が理由でそうしようする?」
「何が理由ですって? じゃあ遺産はどうなんです?」 とげとげしく、何か恨みを晴すようにスメルジャコフが言葉を受けた。

・ 二人の感情のぶつかり合いが激しくなります。スメルジャコフが平然とイワンの心の内を暴くのに対して、イワンは平静を失ってどなりつけるしかありません。

コメント

_ 慎之介 ― 2017-03-18 09:00

こんなにも、スメルジャコフに内面に入り込まれたイワン、たまったものではありません。思ってもいないことなら、まだ何とかいえるでしょうが。人間の心の内を目ざとく、感よく見つけられる人がいるとは知っています。多くのミステリー小説には出てきますから。そういう人はやはり生い立ちにおおきく影響されているのが常。人間ってやっかいです。

_ mir→慎之介さん ― 2017-03-18 11:00

人間心理の深さや複雑さを書いてこそ文学なのでしょうね。現実生活ではさっぱりといきたいものです。

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