君を愛さないためにだ2017-04-10

 ≪"P.S Проклятие пишу, а тебя обожаю! Слышу в груди моей. Осталась струна и звенит. Лучше сердце пополам! Убыю себя, а сначала всё-таки пса. Вырву у него три и брошу тебе. Хоть подлец пред тобой, а не вор! Жди трёх тысяч. У пса под тюфяком, розовая ленточка. Не я вор, а вора моего убью. Катя, не гляди презрительно: Дмитрий не вор, а убийца! Отца убил и себя погубил, чтобы стоять и гордости твоей не выносить. И тебя не любить.≫

<試訳> 追伸 雑言を書いているが、きみを崇拝してるんだよ! 自分の胸に耳を傾けている。琴線が残っていて鳴り響いているんだ。心臓を半分に割った方がよほどいい! 僕は自らを殺すけれど、まずはやはりあの畜生をだ。 あいつの3千ルーブルを奪い取って君に投げ返す。君に対して卑劣な男だが、泥棒じゃないぞ! 3千ルーブルを待っててくれ。あの畜生の敷布団の下、ピンクの飾り紐さ。泥棒は僕じゃない、俺が泥棒を殺すのさ!カーチャ、軽蔑の目で見ないでくれ、ドミートリィは泥棒じゃなく、人殺しなんだ! 親父を殺して自分を破滅させたんだ、ちゃんと立って、君の高慢さを我慢しないで済むようにさ。それに君を愛さないためにだ。

・ ドミートリィの手紙の追伸は、さらに脈絡がなくなり酔いを感じます。カテリーナに対して礼儀を失い敬意がありません。

コメント

_ 慎之介 ― 2017-04-10 18:39

酔っていて良くここまで書けたものです。言葉で言ったならともかく。判読にも苦労された事でしょうにカテリーナさん。

_ mir→慎之介さん ― 2017-04-11 09:43

ドミートリィは激しやすく荒っぽいのですが、これまでも詩を引用して詠じたり、比喩的な表現をするなど、意外に文学的な一面を感じます。それにしても、この手紙では酔いにまかせて書きなぐって一線を越えていますね。乱れた文をたどるカテリーナの衝撃を想像します。

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