ドミートリィだと思っていた2017-05-15

 ≪- пригласил он Ивана, кивая на деньги. Иван опустился на стул. Он был бледен как платок.
- Ты меня испугал... с этим чулком... - проговорил он, как-то странно ухмыляясь.
- Неужто же, неужто вы до сих пор не знали? - спросил ещё раз Смердяков.
- Нет, не знал. Я всё на Дмитрия думал. Брат! брат! Ах! - Он вдруг схватил себя за голову обеими луками. - Слушай: ты один убил? без брата или с братом?≫

<試訳> スメルジャコフが金を顎でしゃくりがらイワンに受け取るよう勧めた。イワンは椅子にどっと座り込んだ。ハンカチのように真っ青だった。
「驚かしてくれたな… 靴下でとは…」 何か異様な薄笑いを浮かべながら彼は言った。
「本当に今まであなたはご存じなかったんですか?」 もう一度スメルジャコフが尋ねた。
「そうだ、知らなかった。ずっとドミートリだと思っていた。兄さん! 兄さん! ああ!」 彼は突然両手で頭を抱えた。「おい、お前一人で殺したのか? 兄の手助けなしに、それとも兄と組んでやったのか?」

・ スメルジャコフに父の金を見せつけられて、イワンは彼の犯行を思い知らされます。これまでドミートリィだと思い込んでいたのですから衝撃で、動揺と混乱は相当でしょう。スメルジャコフは、イワンが知っていながら黙認したと考えていたようです。

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