どうか話してくれ2017-05-18

 ≪Название книги было: Святого отца нашего Исаака Сирина слова. Иван Фёдорович успел машинально прочесть заглавие.
- Не хочу лимонаду, -сказал он. - Обо мне потом. Садись и говори: как ты это сделал? Всё говори...
- Вы бы пальто хоть сняли-с, а то весь взопреете.
Иван Фёдорович, будто теперь только догадавшись, сорвал пальто и бросил его, не сходя со стула, на лавку.
- Говори же, пожалуйста говори!≫

<試訳> 書名は 『我らの聖イサク・シリーン神父の言葉』 だった。イワンは無意識に表題を読みとっていた。
「レモネードはいらん」 と彼は言って 「僕の事は後回しだ。座って話してくれ、どんな風にやった? 何もかも話せ…」
「せめて外套をお脱ぎになったらどうです、びっしょり汗まみれになりますよ」
イワンはたった今気がついたように外套を脱ぐと、椅子から離れずにベンチに放り投げた。
「さあ話すんだ、どうか話してくれ!」

・ イワンはスメルジャコフに犯行の経緯を執拗に問いただします。相手が何かとはぐらかして言い出さないので、焦っている様子がありありと見えます。
イサク・シリーン神父は7世紀に実在した隠者です。スメルジャコフはグリゴーリィの影響もあって、鞭身派という宗派に興味があったようです。

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