胸がどきどきして2017-06-07

 ≪Продолжай дальше, - сказал он ему, - продолжай про ту ночь.
- Дальше что же-с! Вот я лежу и слышу, как будто вскрикнул барин. А Григорий Васильч пред тем вдруг поднялись и вышли, и вдруг завопили, а потом всё тихо, мрак. Лежу то я, жду, сеордце бьётся, вытерпеть не могу.≫

<試訳> 「先を続けてくれ」 イワンがスメルジャコフに言った。「あの夜の話を続けるんだ」
「その先は、どうって事ないですよ! 私が横になっていると旦那様が叫んだような声が聞こえました。 ところがその前にふいにグリゴーリィが起き上がって出て行きましてね、突然悲鳴が上がって、あとはひっそりと静まりかえって真っ暗闇です。私は横になって待ちましたが、胸がどきどきして我慢できませんでしたよ」

・ いよいよ事件当夜の様子をスメルジャコフが語り出します。彼は発作を装って落ちた穴倉から運び出されて、グリゴーリィ夫妻の部屋に寝かされています。ドミートリィが来て事件を起こすのを待って金を奪う段取りです。悲鳴はグリゴーリイがドミートリィに殴られた際のものでしょう。

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