一瞬にせよ信じたのさ2017-08-16

≪- Позволь, позволь, я тебя уличу: давеча у фонаря, когда ты вскинулся на Алёшу и закричал ему: "ты от него узнал! Почему ты узнал, что он ко мне ходит?" Это ведь ты про меня вспоминал. Стало быть одно маленькое мгновеньице ведь верил же, верил, что я действительно есмь, - мягко засмеялся джентльмен.≫

<試訳> 「失礼、失礼だけど君の矛盾を暴いてやるよ。さっき君が街灯の傍でアリョーシャに食ってかかって怒鳴った時さ、“ お前はあいつから聞いて知ったな! 奴が僕の所によく来てるのをどうして感づいたんだ?” とね。これは僕の事を思い浮かべたからだよ。となると、ほんの一瞬にせよ信じたのさ、僕が実際に存在すると信じたってわけだよ」 紳士は穏やかに笑った。

・ 紳士の指摘通り、イワンが発した言葉は紳士の実在が前提です。幻覚だとすると彼自身だけのもので、アリョーシャが会うはずはないからです。化身でありながら、紳士の方がイワンより冷静で一枚上手です。紳士が兄弟の会話を知っているのも非現実的です。

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