あと髪の毛1本ほどで2017-10-13

 ≪такие бездны веры и неверия могут созерцать в один и тот же момент, что право иной раз кажется только бы ещё один волосок - и полетит человек "вверх тормашки", как говорит актёр Горбунов.
- Ну и что ж, отходил с носом?
- Друг мой, - заметил сентенциозно гость, - с носом всё же лучше отойти, чем иногда совсем без носа, как недавно ещё изрёк один болящий маркиз (должно быть специалист лечил) на исповеди своему духовному отцу-иезуиту.≫

<試訳> 「そういう連中は信仰と不信の深淵を同じ瞬間に眺める事ができてね、時によると、あと本当に髪の毛一本ほどで、役者のガルブーノフの台詞さながら “ 真っ逆さまに ” 落ちていきそうな者もいるんだ」
「それでどうした、鼻をぶら下げて、すごすご引き下がったのか?」
「ねえ君」 ものものしい口調で客人が言った。「鼻をぶら下げて引き下がる方が、鼻が全くないよりは、まだましな時があるさ。つい近頃、ある病気の侯爵が(専門家が治療したに違いないけど)懺悔で、イエズス会の聴聞僧に言った通りさ」

・ 悪魔が、動揺している信仰者を誘惑しようと試みて、僅かのところで失敗した事を言っています。言い回しが比喩的です。“ 鼻をぶら下げて… ” は、失敗して落胆する、または負けて帰る意味です。

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