いつか訪れる事があり得るか2017-11-06

 ≪Иван сидел, зажав себе уши руками и смотря в землю, но начал дрожать всем телом. Голос продолжал:
- Вопрос теперь в том, думал мой юный мыслитель: возможно ли, чтобы такой период наступил когда-нибудь или нет? Если наступит, то всё решено, и человечество усторится окончательно.≫

<試訳> イワンは両手で耳を押さえて下を見ていたが、全身を震わせ始めた。話し声が続いた。
「そこで問題はこれだ、と青年思想家は考えたのさ。つまり、そんな時がいつか訪れる事があり得るかどうか? とね。 もし訪れたなら、全ては解決して人類は最終的に安定する」

・ 希望的に語った人間の未来も、それが実現するかどうかが問題なのです。時代を隔てた現代でも、イワンの人間への期待は残念ながら多くの面で未だ達成されたとは言えません。彼自身、ふいに考えの甘さを自覚し耳を塞いで震えたのかも知れません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック