このごろよく夢を見るんだ2017-11-23

 ≪- Нет, нет, нет! - вскричал вдруг Иван. - это был не сон! Он был, он тут сидел, вон на том диване. Когда ты стучал в окно, я бросил в него стакан... вот этот... Постой, я и прежде спал, но этот сон не сон. И прежде было. У меня, Алёша, теперь бывают сны... но они не сны, а наяву: я хожу, говорю и вижу... а сплю. Но он тут сидел, он был, вот на этом диване...≫ 

<試訳> 「いや、違う、違う!」 イワンが叫んだ。「夢ではなかった! あいつはいた、そこに座っていたんだ、そこのソファーに。お前が窓をノックした時、僕はあいつにコップを投げつけた… ほら、この…。待てよ、この前も僕は眠った、だけどこの夢は夢じゃない。以前にもあったさ。アリョーシャ、僕はこのごろよく夢を見るんだ… でもそれは夢じゃなくてうつつなのさ。僕は歩き回って話をし、そして見るんだ… ところが眠っている。けれど、あいつはそこに座っていた、確かにいた、ほらこのソファーに…」

・ イワンがしきりに紳士がいたと言い張ります。自分が幻覚を見ると分かっていても、夢とうつつの境がはっきりせず混乱気味で、今回はなかなかそう思えないのです。極度の疲労も影響していると思います。

コメント

_ 慎之介 ― 2017-11-23 13:36

イワンがアリョーシャにはなしていることは、とてもよくわかります。夢というか妄想というか、かつて10時間以上も麻酔され術後鎮痛剤をしっかり使われた約一週間、見舞いに来る人を大いに悩ませた事がありますので、その時の事を思い出します。正に奇想天外なのですから。

_ mir→慎之介さん ― 2017-11-24 09:43

薬物の影響で似たようなことが起こるのですね。夢や幻覚にまつわる話は古今東西を通じて数知れません。宗教的体験として語られたり、芸術の源泉となった例もあるので複雑です。

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