彼女が好きさ2017-11-26

 ≪- Что ты мне давеча говорил про Лизу? - начал опять Иван. (Он становился очень словоохотлив.) - Мне нравится Лиза. Я сказал про неё тебе что-то скверное. Я солгал, мне она нравится... Я боюсь завтра за Катю, болше всего боюсь. За будущее. Она завтра бросит меня и растопчет ногами.≫

<試訳> 「さっきお前はリーザについて何を言った?」 イワンがまた話し始めた。非常に饒舌になっていた。「僕はリーザが気に入っている。彼女について、お前に何か下品な事を言ったよな。嘘をついたんだ、彼女が好きさ…。明日、カーチャの事が心配なんだ、何よりも怖れている。これからの事がね。あの女は明日僕を捨てて、足で踏みつけるのさ」

・ 急にイワンは話題を変えます。リーザはアリョーシャの許嫁でしたが、自分から彼に婚約破棄を伝えました。イワンは彼女と短いやり取りをしただけで深く交際した様子はないのですから、真意は分かりません。カテリーナに惹かれる気持は変わらないはずです。その一方で怖れてもいるのです。ともかく幻覚の話から離れて、現実の問題に移ったのはいいのですが、休みなく喋り続けるのです。