コップを投げつけてやった2017-12-04

 ≪- Это он про меня говорит, и вдруг говорит: А знаешь, тебе хочется, чтоб они тебя похвалили: "Преступник, дескать, убийца, но какие у него великодушные чувства, брата спасти захотел и признался!" Вот это так уж ложь, Алёша - вскричал вдруг Иван, засверкав глазами, - Я не хочу, чтобы меня смерды хвалили! Это он солгал, Алёша, солгал, клянусь тебя! Я бросил в него за этостаканом, и он расшибся об его морду.≫

<試訳> 「こうあいつが僕について言ったのさ、さらにいきなりこうも言うんだ。いいかい、君はみんなに称賛されたいんだよ。つまり “ あいつが犯人で人殺しだけれど、何て寛大な心情を持っているんだ、兄を救いたいと思って自白したそうだ ” と。これはまるっきり嘘さ、アリョーシャ」 急に目をぎらつかせてイワンが叫んだ。「 卑しい連中に褒められたいわけじゃない! あいつは嘘をついてる、アリョーシャ、嘘なんだよ、誓ってもいい! 僕がコップを投げつけてやったら、あいつの顔に当たって砕けたよ」

・ 証言する動機にイワンがこだわります。称賛されたいからだ、と紳士に言われて激高したのは、かえって図星だったのかと思わせます。自尊心とか、称賛とか、彼のこだわりが厄介です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック