兄から離れなかった2017-12-11

 ≪Он вскочил в исступлении, сбросил с себя полотенце и принялся снова шагать по комнате. Алёша вспомнил давешние слова его: "Как будто я сплю наяву... Хожу, говорю и вижу, а сплю". Именно как будто это совершалось теперь. Алёша не отходил от него. Мелькнула было у него мысль бежать доктору и привесть того, но он побоялся оставить брата одного: поручить его совсем некому было.≫

<試訳> イワンは激昂のあまり席を立って、タオルを投げ捨てるとまた部屋の中を歩き始めた。アリョーシャはさっきの兄の言葉を思い出した。“ 僕は現に眠っているようだ…。歩き回り、話し、見ているんだけど、眠っている ”。今まさしくそれが起こっているようだった。アリョーシャは兄から離れなかった。医者に駆けつけ連れて来ようか、との考えも頭をかすめたが、兄を一人で残すのが心配だった。兄を託せる人は誰もいなかった。

・ 感情を昂らせて我を忘れている状態のイワンを落着かせる手立てがありません。こんな夜更けに、傍に寄り添って見守るしかないアリョーシャのいたたまれない気持が察せられます。

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