動揺させるのは不可能だった2018-02-10

 ≪Надо заметить, что Григорий Васильев предстал в залу не смутившись ни мало ни величием суда, ни присутствием огромной слушавшей его публики, с видом спокойным и чуть не величавым. Он давал свои показания с такого уверенностью, как если бы беседовал наедине со своею Марфой Игнатьевной, только разве почтительнее. Сбить его было невозможно.≫

<試訳> グリゴーリィが法廷の厳粛さにも、彼の証言を聞く溢れんばかりの傍聴者の存在にも少しもどぎまぎせず平然と、むしろ威厳のある様子で法廷に現れた事を指摘しておかなければならない。彼はまるで自分の妻のマルファと二人きりで話をしているかのように確信をもって証言し、ただいくらかていねいなだけだった。彼を動揺させるのは不可能だった。

・ グリゴーリィは事件当夜、逃げ去るドミートリィを塀際まで追って殴られ昏倒しました。犯行現場にいなかったにしても、ドミートリィが犯人だという彼の確信は揺るぎないでしょう。検事側にとって最も重要な証人です。

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