親切で、博愛心に富み2018-04-02

 ≪Жил у нас уже очень давно и держал себя с чрезвычайным достоинством. Он был добр и человеколюбив, лечил бедных больных и крестьян даром, сам ходил в их конуры и избы и оставлял деньги на лекарство, но при том был и упрям как мул. Сбить его с его идеи, если она засела у него в голове, было невозмоно.≫

<試訳> ヘルツェンシュツーベ医師はこの町に古くから住んでいて、非常に謹厳に身を処していた。親切で、博愛心に富み、貧しい病人や農民を無料で診療し、彼らのあばら家や丸太小屋に自ら出向いては薬代を置いてやるのだった。それでいてラバのように頑固でもあった。ある考えが頭を占めると、それを追い払うのは不可能だった。

・  “ 赤ひげ ” のようです。治療に献身的に尽くす誠意が、地元の人々に伝わり尊敬を集めています。
田舎に住んでいた子供の頃、高い熱を出して頭に冷やしたタオルを載せ、往診を頼んだ隣町の医者のバイクの音が家の前に近づいて止まるのを布団の中でドキドキして聞いていたのを思い出します。今になって、夜の田舎道をバイクを走らせている医者の気持を考えます。

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