胸が詰まる思いでした2018-04-30

 ≪Я сейчас приехал и пришёл вас благодарить за фунт орехов; ибо мне никто никогда не покупал тогда фунт орехов, а вы один купили мне фунт орехов". И тогда я вспомнил мою счастливую молодость и бедного мальчика на дворе без сапожек, и у меня повернулось сердце, и я сказал: Ты благодарный молодой человек, ибо всю жизнь помнил тот фунт орехов, который я тебе принёс твоём детстве.≫

<試訳> “ 僕は今この町に着いて、あなたに1フントのくるみのお礼を言いにお伺いしました。なぜって、当時は、クルミ1フントを誰一人買ってくれませんでしたが、あなただけは1フントのクルミを買ってくれたのです ” それでその時、私の幸福な青年時代と、長靴も履かずに庭にいたかわいそうな少年を思い出しまして、胸が詰まる思いでした。私は言ったんです、 “ 君は感謝の念に溢れた若者だね、だって子供時代にあげた、あの1フントのクルミをずっとこれまで覚えていてくれたんだからね ”、と。

・ ドミートリィとの23年を経た再会の様子を語る医師の証言は心温まるものです。この町にやって来て、ドミートリィが真っ先に訪れたのがヘルツェンシュツーベ医師の所だったのです。その時は、二人ともこのような事件に巻き込まれて、この法廷で再び顔を合わせるとは想像もしなかったでしょう。医師が彼の感謝を忘れない篤い気持を訴えた事は、皆の心証を良くしただろうと思います。