心の中では全く同じ恥知らず2018-08-31

 ≪Пусть это изверг, но я теперь, в наше время, не смею уже сказат, что это только единичный изверг. Другой и не зарежет, но подумает и почувствует точно так же как он, в душе своей бесчестен точно так же как он. В тиши, наедине со своею совестью, может быть спрашивает себя: "Да что такое честь и не предрассудок ли кровь?" Может быть крикнут против меня и скажут, что я человек болезненный, истерический, клевещу чудовищно, брежу, преувеличиваю.≫

<試訳> この男が悪人だとしても、現代においてこの男だけが例外的な悪人であるとは、今はもう私は言い切れません。他の人間も、斬殺はしないにせよ彼と全く同様に考え感じていて、心の中では全く同じ恥知らずなのですから。悪人も静かに自分の良心と向かい合って “ いったい名誉とは何か、血を流す事が罪だというのは偏見ではないのか?” と自身に問いかけたかも知れないのです。あるいは私の意見に異を唱える方々がいるでしょう。私が異常にヒステリックな人間で、驚くべき中傷で大袈裟にたわ言を言っていると。

・ 検事は、誰もが実行はしないにせよ内心に犯罪者と同じものを秘めていると述べます。経験や当時の不穏な世情からの実感なのでしょう。ドミートリィに同情的な人に対しても、彼に犯行の可能性がある事をまずは印象づけています。

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