敬虔で温和な青年2018-09-23

 ≪Затем другой сын, - о, это ещё юноша, благочестивый и смиренный, в противоположность мрачному растлевающему мировоззрению его брата, ищущий прилепиться, так-сказать, к "народным началам", или к тому, что у нас называют этим мудрёным словечком в иных теоритических углах мыслящей интеллгенции нашей. Он, видите ли, прилепился к монастырю; он чуть было сам не постригся в монахи,≫

<試訳> 続いてもう一人の息子ですが、兄の陰鬱で退廃的な世界観とは対照的に、敬虔で温和な青年で、言わば “ 民衆の原理 ” に、すなわち我が国の思想的知識人の一部の理論界で、この難解な言葉で呼ばれているものに添おうと努めております。ご存じでしょうが、彼は修道院に心を寄せていまして、もう少しで修道士になるところだったのです。

・ アリョーシャの人物像は、検事にとっても説明しやすいでしょう。彼にはとりたてて複雑な事情はありませんし、人々の評価もほぼ一致しているからです。誰に対しても善良で真摯に向き合います。そのために、かえってある意味で人間味を感じない印象になります。作者は前書きで、この小説の主人公だと書いていながら、これまで物事の中心になって振舞う場面はほとんどありません。作者の死で残念にも書かれなかった続編の中で、彼が活躍する構想だったと言われています。