絶望から救うものとして,2019-02-09

 ≪Мало того: правосудие и земная казнь даже облегчают казнь природы, даже необходимы душе преступнитка в эти моменты как спасение её от отчаяния, ибо я и представить себе не могу того ужаса и тех нравственных страданий Карамазова, когда он узнал, что она его любит, что для него отвергает своего "прежнего", что его, его, "Митю", зовёт с собою в обновлённую жизнь, обещает ему счастье, и это когда же?≫

<試訳> そればかりではなく、裁判と現世の刑罰は本性の刑罰を軽くしさえするもので、絶望から救うものとして,、この瞬間の罪人の魂にとっては必要でもあるのです。なぜなら、彼女がカラマーゾフを愛し、彼のために “ 元の恋人 ” を拒絶して、他ならぬ彼 “ ミーチャを ” 共に始める新生活に招き、幸せを約束したのを知った時のカラマーゾフの恐怖と精神的苦悩を、私は想像する事もできないからです。しかもそれは、いったいどのような時だったでしょうか?

・ 一目だけでもグルーシェンカにあった上で…、と決意していたドミートリィは、思いがけずグルーシェンカの愛を得るのです。甦った思いの彼ですが、検事は、その時こそ罪の呵責に苦しむのだと指摘します。“ 絶望から救うために刑が必要 ” とは、いかにも検事の考え方らしいと思います。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック