事件の弁護を引き受けた2019-04-07

 ≪Я тотчас же поспешил сюда и здесь уже окончательно убедился. Вот чтобы разбить эту страшную совокупность фактов и выставить недоказанность и фантастичность каждого обвиняющего факта в отдельности, я и взялся защищать это дело".
Так начал защитник и вдруг возгласил: "Господа присяжные заседатели, я здесь человек свежий. Всё впечатления легли на меня непредвзято.≫

<試訳> 私はただちに当地へ急ぎ、ここで、もはや決定的に確信したのです。そこでこの事実の恐ろしい総体を論破し、個々の起訴事実の証拠不十分と非現実さを提示するために、私はこの事件の弁護を引き受けました。
このように弁護士は話し始め、ふいににこう宣言した。“ 陪審員の皆さん、私はここに新しく来た人間です。私の受けた全ての印象は先入観のないものなのです。

・ 弁護士の語りかける調子は、検事の演説調と明らかに違います。本論にまだ入っていませんが、検事が示した有罪の根拠の数々をどのように論駁するのか見ものです。検事はこの町の住人で、事件前からドミートリィとも面識があるのですが、ペテルブルグから来た弁護士はそうではなく、先入観がないと断っています。それが審理に微妙に影響するかも知れませせん。

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