小説に基づいて小説を創ったようなもの2019-09-05

 ≪Он был бледен, он сотрясался от волнения; первые слова, первые фразы, выговоренные им, были даже и непонятны; он задыхался, плохо выговаривал, сбивался. Впрочем, скоро поправился. Но из этой второй речи его я приведу лишь несколько фраз.
"...Нас упрекают, что мы насоздавали романов. А что же у защитника, как не раман на романе?≫

<試訳> 検事は真っ青だったし、動揺して震えていた。彼によって発せられた最初の単語や文言は不明瞭だった。息をあえがせ、うまく話せずに混乱していたからだ。けれどもすぐに調子を取り戻した。しかし、私は彼の二度目の弁論のうちから、いくつかの文を引用するだけに留めよう。
“ … 私達は小説を創作したと非難されております。ところが弁護士の弁論は、小説に基づいて小説を創ったようなものでなくして何でありましょうか?

・ 検事の反論が始まります。廷内は弁護士への共感に溢れていて、明らかに検事にとって不利な雰囲気です。さすがに出だしは動揺を見せますが、すぐに立ち直るのです。

コメント

_ 慎之介 ― 2019-09-05 09:24

現実社会には、小説に基づいて小説を書くってありなんですけど。
カラマーゾフの妹という小説がありました。ついつい図書館で借りて読んでしまいました。それによると父殺しの犯人はアリョーシャでした。
ドストエフスキーもびっくりですね。

_ mir→慎之介さん ― 2019-09-06 06:57

私も読みました。エンターテイメント的で原作の深さに及ばず、あまり印象に残りませんでした。名著は続編が書かれたり、漫画化されたりされる場合がありますが、原作のイメージを損なうようなのは残念な気がします。音楽でも編曲やカバーで良くなる場合と、違和感を覚える事があります。でも、受け取り方はそれぞれでいいのでしょう、原作の輝きは変わりません。

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