一生苦しんだ方がましです2019-11-05

 ≪- Лучше страдать во всю жизнь.
- Вы должны придти, вы должны придти, - опять неумолимо подчеркнул Алёша.
- Но почему сегодня, почему сейчас?.. Я не могу оставить больного...
- На минуту можете, это ведь минута. Если вы не придёте, он к ночи заболеет грячкой. Не стану я говорить неправду, сжальтесь!≫

<試訳> 「一生苦しんだ方がましですわ」
「行かなければなりません、行く義務があるんです」 アリョーシャが再び頑なに説得した。
「でも、どうして今日なのです、なぜ今すぐですの?… 病人を置いて行けませんもの…」
「少しの間ならいいでしょう、ほんのちょっとの間ですから。もしあなたが行かれなければ、兄は夜までにきっと熱病になります。僕は嘘はつきません、憐れんでやって下さい!」
 
・ ドミートリィに会うのをためらうカテリーナは、病気のイワンがいる事も持ち出しますが、アリョーシャは引き下がりません。執拗に諭し、そして懇願します。二人にとって何か決定的な機会になると予感しているのでしょう。

コメント

_ 慎之介 ― 2019-11-05 19:08

辛抱強いアリョーシャ、これは見習う所。最近まあいいかなどと流してしまう傾向になりつつある自分に嫌気がさしていましたから、、、、若いアリョーシャに負けてはいられません。

_ mir→慎之介さん ― 2019-11-06 10:30

同感です。相手の心を動かす言葉の真摯さ、熱意、エネルギーに若さを感じます。” 人はなかなか変わらない 、言っても無駄 ” という意識が先立ってスルーしがちですよね。彼のひたむきさには、昨今の、“ 物言えば唇寒し・・・” の風潮の厭な気分を払う爽やかさがあります。

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