物思いに沈むようになった2019-11-11

 ≪Он неопределённым взглядом посмотрел на вошедшего Алёшу, но во взгляде всё-таки промелькнул как бы какой-то испуг.
Вообще, с самого суда, он стал страшно задумчив. Иногда по получасу молчал, казалось что-то туго и мучительно обдумывая, забывая присутствующего.≫

<試訳> ミーチャはぼんやりした視線で入って来たアリョーシャを見つめたが、その眼差しにはやはり驚きのような表情が浮かんだ。
あの裁判の日以来、概して彼はひどく物思いに沈むようになった。時折、居合わせた人の事を忘れて半時間も黙り込んで、何かを思い悩み考え込んでいるように思われた。

・ あのエネルギッシュだったドミートリィの姿ではありません。冤罪を負わされるまでのいくつもの場面が蘇ってきます。その一つ一つが “ если ( イェスリ : i f ) ” の連鎖でした。彼に限らず誰もが、刻々判断し選択してその結果に揺れながら生きているのだと、あらためて感じます。