いつか真実のために犠牲になれたら2019-12-25

 ≪- Что вы это, как это можно, и зачем? - воскликнул удивлённый Алёша.
- О, если б и я мог хоть когда-нибудь принести себя в жертву за правду, - с энтузиазмом проговорил Коля.
- Но не в таком же деле, не с таким же позором, не с таким же ужасом! - сказал Алёша.
- Конечно... я желал бы умереть за всё человечество, а что до позора, то всё равно: да погибнут наши имена. Вашего брата я уважаю!≫

<試訳> 「何を言うんだい、どうしてそんな事を、なぜなの?」 アリョーシャが驚いて叫んだ。
「ああ、僕もいつか真実のために犠牲になれたらなあ」 コーリャは熱心に叫んだ。
「でもあのような事件じゃなく、汚名を着ないで、あんな惨事を伴わないでだよ!」 アリョーシャが言った。
「もちろんです… 僕は全人類のために死ねたらいい、恥辱になったって構わないんです。僕らの名前などどうせ滅びるんですから。あなたのお兄さんを僕は尊敬しています!」

・ 無実の罪を背負うドミートリィの生き方に共感しているコーリャにアリョーシャは戸惑います。彼は抜きんでた知性を持っているだけに危うさを覚えます。そう言えば、かつて列車が通過するレールの間に身を伏せて皆を驚かせた事がありました。作者は続編を書く予定でしたから、成長した彼が何か大きな事をする人物として登場させる伏線なのかも知れません。

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