パン切れを忘れてきた2020-01-08

 ≪Упал один цветок на снег, и он так и бросился подымать его, как будто от потери этого цветка бог знает зависело.
- А корочку-то, корочку-то забыли, - вдруг воскликнул он в страшном испуге. Но мальчики тотчас напомнили ему, что корочку хлебца он уже захватил ещё давеча и что она у него в кармане. Он мигом выдернул её из кармана и, удостоверившись, успокоился.≫

<試訳> 花が一本雪の上に落ちると、彼はまるでそれを失くす事に何か大変な意味があるかのように一目散に拾いに走った。
「そうだパン切れ、パン切れを忘れてきた」 ふいに恐ろしくびっくりして叫んだ。しかし、即座に少年達が、パン切れはもう先ほど彼が掴んで、それがポケットの中にあると思い出させた。彼は瞬時にそれをポケットから取り出して確かめて安心するのだった。

・ 葬列の進む間も何かと騒がしい父親です。
“ корочка(コーラチカ) ” は “ корка(コールカ) ” の指小形でパンなどの固い表層や切れ端です。普通のパンは “ хлеб ” なので、パン切れとしました。葬儀に使うのかも知れません。

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